台風5号、大東島地方が強風域へ 沖縄本島に5日最接近


この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦
気象庁ホームページ http://www.jma.go.jp/jp/typh/1705.html 

 非常に強い台風5号は2日午後9時現在、日本の南をゆっくりと北西に進んでいる。中心の気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、中心から半径110キロ以内は風速25メートル以上の暴風となっている。台風5号は非常に強い勢力を維持したまま北西に進み、3日夜には沖縄県の大東島地方が風速15メートル以上の強風域に入る見込み。沖縄気象台は大東島地方への最接近を4日、沖縄本島地方を5日と予想し、警戒を呼び掛けている。

 台風5号は台風の目がはっきりしている。沖縄気象台は、大東島地方の3日の最大風速を17メートル(最大瞬間風速30メートル)、4日は同23メートル(同35メートル)と予想。沖縄本島地方は4日午後から強風域に入り、同日の最大瞬間風速は25メートルとなる見込み。

 沿岸海域の波はうねりを伴う。大東島地方は3日が6メートル、4日は7メートルの高波。沖縄本島地方は3日が3メートル、4日は5メートル。大東島地方では4日、1時間に約30ミリの激しい雨が降るという。

 気象庁の予報によると、台風5号は3日午後9時に南大東島の北東約310キロにあり、時速約10キロで北西に進む見込み。予報円の中心から南の進路を取れば、大東島地方や沖縄本島も暴風域に入る可能性がある。