仙台の街でコンサート 高文祭 宜野湾と南風原が協力


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仙台市内のアーケード取りで街角コンサートを開き、ポンポンを持って元気に踊る宜野湾高校吹奏楽の生徒ら=31日、宮城県仙台市

 【宮城県で新垣若菜】宮城県で7月31日から開かれている全国高校総合文化祭のパレード部門に参加している宜野湾高校吹奏楽部と南風原高校郷土芸能部が31日、仙台市のアーケード通りで「街角コンサート」を開き、道行く人を楽しませた。

 2015年の高文祭で雨のためパレードが中止になり、南風原高校郷土芸能部が演舞を披露できないまま帰ったことがあった。今回、同部と宜野湾高校吹奏楽部が、高文祭以外の別の場所でも演奏や演舞ができないか模索したところ、仙台街角コンサート実行委員会から声がかかった。

 コンサートでは、宜野湾高校の吹奏楽部が、サンボマスターの「ミラクルを君とおこしたいんです」の曲に合わせ、ポンポンを持ったダンスや楽器を持たない「エアー吹奏楽」のパフォーマンスをした。南風原高校郷土芸能部は、琉装を身にまとい、四つ竹をカチカチと打ち鳴らした華やかな踊りや雑踊り、エイサーを披露した。

 買い物に訪れていた佐藤浩子さんは「耳慣れない音楽、踊りで見入ってしまった。沖縄の伝統踊りは独特の上に華やかで、楽しい」と語った。

 宜野湾高校吹奏楽部2年の仲里めぐみさんは「人が集まって、手拍子もしてくれてうれしかった」と話した。

 コンサート後は市内の宮城野通りで全国や海外の高校生2千人によるパレードが開かれ、両校は合同チームで51人が参加し「てぃんさぐぬ花」や「安里屋ユンタ」、「海の声」を演奏、演技した。