在外公館のパーティーに泡盛 外務省が初採用、3ヵ月で200本注文


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琉球泡盛の魅力を紹介するイベント=7月、那覇空港

 世界各地の日本大使館・総領事館などの公館が開く歓迎会や夕食会、パーティーなどに提供する酒類リストに、2017年度から琉球泡盛が登録された。泡盛が登録されたのは初めて。5月から約3カ月の間に200本近くの注文があり、外務省の担当者は「好スタートを切った」と話している。

 外務省は注文の成績がよく、日本酒造組合中央会からの推薦があれば、銘柄を増やす可能性もあるとしている。

 酒類リストは、日本大使館など海外の公館が現地の要人らと交流する際に開くパーティーなどで、日本のお酒を振る舞う際に調達するための商品名簿。外務省本省がリストを一括管理し、在外公館からの要請を受けて調達、現地に送る仕組みになっている。

 外務省の担当者によると、これまで登録されていた酒類は日本酒が中心だったが、日本酒造組合中央会からの推薦があり、登録が実現した。今回登録された泡盛は瑞穂酒造の「Xi(クロッシー)」と、まさひろ酒造の「島唄ゴールド」の2種類。海外の公館は日本大使館や日本領事館、国連などの政府代表部で223カ所に上る。