くらし

LGBT、声聞いて 12日にフォーラム 苦悩、経験歌や講話

自身の経験やLGBTQフォーラムについて話す津福はじめさん(左)と南定四郎さん=3日、うるま市

 【沖縄】性的少数者(LGBT)について啓発するイベント「LGBTQフォーラム」(同実行委員会主催)が12日午後1時から、沖縄市上地のミュージックタウン音市場で初開催される。LGBT当事者が自身の経験を歌や講話で紹介したり、参加者と交流したりする。実行委員の1人で、女性から男性に性別を変更したシンガー・ソングライター、津福はじめさん(42)=沖縄市=は「自分たちの生の声を聞いてほしい」と参加を呼び掛けている。

 ステージで自作の歌を披露する津福さんは幼い頃は「なぜ女性として育てられるのか、自分がおかしいのかと、いつも自問していた」。過去には、トランスジェンダーという理由だけで仕事を辞めさせられるなど苦い経験もある。

 20代後半から30代半ばにかけ、心身共に激しい痛みを伴う性転換関連の手術を計4回受けた。「自分の経験を伝えることで、悩んでる誰かの力になれるんじゃないかと思う」と話す津福さん。歌詞には自身の苦悩や、境遇を同じくする知人の経験などをつづる。イベントでは「私たちは特別な存在じゃない。参加して自然に感じてほしい」と話した。

 当日は、津福さんと同じく性別を男性に変更し、全国でLGBTの啓発活動を続ける浅沼智也さんの講演や、当事者や沖縄市議ら実行委員と参加者が意見交換するシンポジウムなどもある。

 イベントの発起人で、同性愛者の南定四郎さん(85)は「当日は沖縄が(LGBTを象徴する色の)レインボーアイランドになるメッセージを発信したい。ぜひ全県から参加してほしい」と訴えた。

 イベントの問い合わせは南さん(電話)090(8430)9074。