子孫繁栄 願い一体 石垣市四カ字ムラプール


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たいまつの明かりの下、勇壮な演舞が披露された「ツナヌミン」=5日、石垣市新川
「アヒャー綱」で威勢よく踊る女性たち
五穀の種子を持った神がみこに種子を手渡す「五穀の種子授けの儀」

 【石垣】八重山最大の石垣市四カ字(新川、石垣、大川、登野城)豊年祭ムラプールが5日、市新川の真乙姥(まいつば)御嶽などで行われた。各字の旗頭や巻き踊りなどを奉納し、ことしの豊作への感謝と来夏世(クナツユー)の五穀豊穣(ほうじょう)を祈願した。

 豊作と子孫繁栄を願い西と東の綱をつなぐ女性だけの儀式「アヒャー綱」では、女性たちが「サー、サー、サー、サー」と掛け声を上げながら舞い、会場は熱気に包まれた。

 その後は綱を西に移動し、日が暮れる中、みこしに担がれた西と東の大将がたいまつの明かりに照らされながら勇壮な演舞を行う「ツナヌミン」が披露され、集まった観衆から歓声が上がった。最後は観客も参加する大綱引きで締めくくった。