かつて「売春」せざるを得なかったことがある少女たちが自らの体験や思いを表現する企画展「私たちは『買われた』展 in Okinawa」(同実行委員会主催)が18、19日、宜野湾市男女共同参画支援センターふくふくで開かれる。居場所を失った少女たちの支援を続ける「Colabo」(コラボ、東京都)の代表の仁藤夢乃さんは「沖縄にも暴力を引き受けることが生き延びるすべになっている子がいるはず。展示会が何かのきっかけになればいい」と期待する。

 同展はコラボと、コラボとつながった少女たちによるグループ「Tsubomi」(ツボミ)が企画し、全国各地を巡回している。仁藤さんは「日本では児童買春のことを『援助交際』と呼び、お金を介することで性暴力を正当化する人がたくさんいる」と指摘する。貧困、虐待、性暴力―。「そこに至る背景があること、援助とはいえない暴力や支配の関係性があることを知ってほしい」。

 展示される写真や文章には少女たちの願いが込められている。

 インターネット上では「売った女がなに被害者ぶってんの?」など、批判的な書き込みがやまない。「買う側の存在に目を向けられることがなかった。今までの価値観で決めつけず、背景に想像力を働かせる大人が増えてほしい」と仁藤さんはいう。

 過去の展示では来場者が「自分も同じだ」と語り、支援につながったケースもあった。これまでコラボとつながった沖縄の少女はいないというが、仁藤さんは「きっと声を上げていない子が沖縄にもたくさんいる。展示を見て1人じゃないと思ってもらいたい」と呼び掛けた。

 展示は午前10時~午後8時半。入場料1500円(高校生以下無料)。