環境汚染の回復を学ぶ オール沖縄、米視察


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【サンフランシスコ=座波幸代本紙特派員】辺野古に新基地を造らせないオール沖縄会議の第2次訪米団(団長・伊波洋一参院議員)は20日、米カリフォルニア州アナハイム市からサンフランシスコ市に移動し、ベイブリッジ沿いにある人工島、トレジャーアイランド海軍基地跡地を視察した。

 サンフランシスコ大のタヌ・サンカリア准教授(都市工学)らがトレジャーアイランドの成り立ちや土地返還に伴う環境浄化、再開発などについて説明した。1997年に閉鎖した同基地の返還の際は、海軍が土壌汚染などの環境浄化を担ったことなどを紹介した。

 訪米団メンバーの桜井国俊沖縄大名誉教授は、返還の際の環境アセスメントの実施状況や米軍の環境浄化に対するモニタリングなどについて質問した。

 訪米団は22日まで、米連邦議会議員との面談や女性団体との交流、若者を中心としたシンポジウムの開催などで、沖縄の基地問題を発信していく。