プロボクシングOPBF東洋太平洋ライトフライ級2位の荻堂盛太(平仲ボクシングスクールジム)が9月10日午後2時、琉球大学第一体育館で同級1位のエドワード・ヘノ(フィリピン)と同級王座決定戦を行う。同級チャンピオンがタイトルを返上し、5月21日に荻堂とヘノは王座決定戦を行ったが、試合はドローとなり王座空位のまま、再戦となった。22日、荻堂は那覇市の琉球新報社を訪れ、「今度こそ、絶対にタイトルを取る」と必勝へ力を込めた。
王座決定戦は「MUGEN 挑vol.6」のメーンイベントとして組まれた。荻堂は那覇市出身の24歳、プロ戦績は16戦11勝(3KO)2敗3分け。5月の王座決定戦では試合後に一度示されたヘノの「判定勝ち」が審判のポイントの集計ミスにより引き分けとなった。
荻堂は6月から本格的に練習を開始。7月は渡嘉敷島で合宿を開き、1日32キロの走り込みやウエートトレーニング、ミット打ちなどで体を追い込んできた。荻堂は「(合宿では)もうしたくないと思えるほど追い込めた」と振り返る。
前回の対戦では終盤に顔面に左フックを受け、一気に失速した。「スタミナがついて、12ラウンドを戦っても足腰がしっかりできている。ペースも考えながら試合に挑む」と気合を入れる。
試合を主催する平仲ボクシングスクールジムの平仲信明会長は「世界チャンピオンと変わらない練習をしていると思う。沖縄からチャンピオンを誕生させたい」と期待を込めた。
試合の問い合わせはMUGEN(電話)098(856)8889。