稲嶺氏が出馬表明 「新基地造らせない」 来年2月の名護市長選


この記事を書いた人 平良 正
3期目の出馬を表明する稲嶺進氏=23日午後6時9分、名護市労働福祉センター(中川大祐撮影)

 【名護】来年2月4日投開票の沖縄県名護市長選挙に向けて、現職の稲嶺進氏(72)は23日、名護市労働福祉センターで会見を開き、3期目への出馬を正式に表明した。米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設について、「新たな基地を造らせないという信念を最後まで貫く」と話し、反対の公約を堅持する考えを示した。

 稲嶺氏は出馬を決意した大きな理由として新基地問題を挙げ、「あらゆる権限や手段を行使し、翁長知事と力を合わせて断固阻止し、この問題に終止符を打つ覚悟だ」と強調した。

 稲嶺氏は1945年7月生まれ、名護市三原出身。琉球大卒。72年から名護市役所で勤務。総務部長、収入役、教育長を務め、10年1月から現職。

 市長選には名護市議の渡具知武豊氏(56)が出馬を予定しており9月初旬にも会見する方針。【琉球新報電子版】

英文へ→Mayor Inamine declares he will run in the upcoming Nago City mayoral election