沖縄気象台は25日、沖縄地方の8月1~23日の平均気温が平年より1・4度高く、統計を取り始めた1946年以降、8月としては過去最高になったと発表した。晴れの日が多く、日照時間が長かった。今後もしばらく高い気温が続く見込みで、沖縄気象台は「8月の平均気温の最高更新は確実だろう」としている。
気象台によると、1~23日の平均気温は那覇で平年比1・8度高い30・5度、宮古島で同1・5度高い30・0度だった。8月のこれまでの最高は、平年を1・2度上回った98年。26日から1週間、気象台は「最高、最低気温ともに平年より高くなる」と予想しており、8月の平均気温は過去最高となりそうだ。
1~23日の降水量も平年比19%にとどまり、46年以降で最少だった。今後1週間は雨の降る日もある見込みだが、8月の雨量としては過去最少になる可能性がある。
那覇市は25日も最高気温34・8度と猛暑日に迫る暑さとなった。プレミアム・フライデーにも当たったこの日、同市のパレットくもじ屋上のビアガーデンは、仕事帰りのサラリーマンや家族連れでにぎわった。家族4人で訪れた教員の西銘誠さん(40)は「週2回くらい来ている」と話し、冷えたビールをおいしそうに口に運んでいた。