南星中学の神里陸、侍J・U15代表に 11月、静岡でアジア選手権


この記事を書いた人 平良 正
日本代表「侍ジャパン」U-15に選出された南星中の神里陸(提供)

 野球の「第9回BFA U―15(15歳以下)アジア選手権」(11月・静岡県)に出場する日本代表「侍ジャパン」U―15のメンバーに南星中3年の神里陸(15)が選出された。NPBエンタープライズが29日までに発表した。

 兄の和毅(糸満高―中大出、日本生命所属)は「侍ジャパン」社会人代表として、「第28回BFAアジア選手権」(10月・台湾)に出場する。兄弟で同時期の“侍”選出となった。

 神里は内野手で選出。167センチ、63キロの右投げ両打ちで背番号7。中学では主将で、守備では投手と遊撃手、打撃では勝負強さを持ち3番を担う。

 仲村貢監督は神里について「何事にも手を抜かずに一生懸命やる姿勢でみんなをけん引し、信頼も厚く安心感がある」と太鼓判を押す。

 南星中は第34回全日本少年大会県予選で初優勝。8月の全日本少年大会では4強入りした。大会会場で関係者に声を掛けられて、代表入りが決まり、仲村監督は「ホームランや走塁が評価されたのでは。声を掛けてもらってうれしかった」と喜ぶ。

 神里は25~28日に1次合宿に参加。犠打で好機をつくるなどして存在感を示した。アジア選手権は6カ国が出場予定で、総当たり戦の勝ち点方式。静岡県の志太スタジアムで11月1~5日に行われる。