【うるま】米連邦航空局は30日までに、うるま市の津堅島訓練場水域で同日午後4~7時に、パラシュート降下訓練を実施するとの航空情報(ノータム)を発表した。実施されれば、ことしに入り6回目となる。市議会や市は、同水域で相次ぐ降下訓練に抗議し、即座の中止などを求めているが、米軍側は地元の意見を無視し、強行的に訓練を続けている。
ノータムによると、米軍が午後1~11時まで同水域を使用することも明記されていた。
市には18日、沖縄防衛局を通じてファクスで津堅島訓練場水域を使用する通知があったが、訓練の内容や詳細な時刻については明かされていなかった。防衛局が29日になって「ノータムに接した」と、降下訓練の情報を追加して通知した。
市議会は28日に臨時会を開き、同水域で相次ぐパラシュート降下訓練の中止などを求め、抗議決議と意見書を全会一致で可決したばかりだ。津堅沖での訓練が常態化していることに、市議からは反発の声が上がっている。【琉球新報電子版】