資材運搬70台がシュワブ内へ 沿岸部仮設道路設置続く


この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
機動隊に強制排除される市民=1日午前8時49分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、新基地建設に反対する市民約30人は1日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前に座り込んだ。午前9時ごろ、砕石などを積んだ工事車両70台がシュワブ内に入った。

シュワブに入るため列を作る工事用車両=1日午前8時57分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 市民は「基地は何も生み出さない」「安倍総理は美しい日本をスローガンに掲げているのに、基地建設を進める。沖縄の海は美しくないのか」と基地建設阻止を訴えた。

N5護岸建設予定地付近の仮設道路の整備が続いています。トラックから大量の石材が積み降ろされています。=1日午後1時40分、名護市の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部

 一方、シュワブ内の護岸近くの工事現場では仮設道路設置作業が進められた。「N5護岸」建設予定地付近と辺野古崎西の「K1護岸」建設予定地付近で、ショベルカーなどを使い道路建設が進んだ。新基地建設に抗議する市民はカヌー8艇、抗議船2隻で「海上保安庁は海を破壊する行為に手を貸すな」「美ら海を壊すな」などと訴えた。カヌー8艇は「N5護岸」建設予定地付近と「K1護岸」建設予定地付近の二手に分かれ、抗議を行っている。【琉球新報電子版】