【ブラジル】「ルーツ知ろう」 沖縄からも出席4人、現地で研修 移民100周年記念祝典


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 ブラジル小禄・田原字人会(与儀昭雄会長)の移民100周年記念祝典には、母県・沖縄県からの出席者の姿もあった。その1人、上原岳文さん(25)は沖縄招待者を代表してあいさつした。同人会が研修生として受け入れた4人のうちの1人だ。

 沖縄で今回の祝典を知り応募したが、ブラジルとの関係や移民について全く知らなかったという。しかし、祝辞を述べるために、移民について勉強した。

 高良海人さん(20)は就職する前に、世界を見て見聞を広めたいと出席した。約1週間の滞在中、サンパウロ市で開催された「おきなわ祭り」を視察し、沖縄県系の多いブラジル西部の南マットグロッソ州カンポグランデ市やイグアスの滝といった観光地を訪問した。方言やポルトガル語、移民の歴史についても学んだ。高良さんは「もっと自分の文化を知ることが大切だ」と感想を話した。
(城間セルソ明秀通信員)