翁長知事に訪中要請 友好連の辛副会長


この記事を書いた人 松永 勝利
中国国際友好連絡会の辛旗(しんき)副会長(左から3人目)から贈り物の軸を受ける翁長雄志知事(同4人目)=4日午前、県庁

 中国の外務部(外務省)傘下の中国国際友好連絡会(友連会)の辛旗(しんき)副会長が4日午前、県庁に翁長雄志知事を訪ね、日中交流に協力を求めた上で友連会として翁長知事の訪中を正式に要請した。翁長知事は今年が日中国交正常化45周年、沖縄県と福建省の友好省県20周年の節目に当たることを挙げ「沖縄県がアジアの中で、平和や経済の交流で力を発揮できるよう力を貸してほしい」と応じた。
 辛副会長は中国と沖縄の歴史的つながりの深さを強調した上で、日中間の関係改善の重要性を強調した。その上で「知事が県民の利益を守るために基地問題でテレビに出られる場面を見ており敬意を表する。東アジアの平和維持の立場からこれからも大いに役割を果たしてほしい」と述べた。
 辛副会長は日中国交正常化45周年の一環で来県した。複数いる副会長は外務部副部長(副大臣)クラスとされる。辛副会長は4日来県し、福州園も視察した。5日に上京する。
【琉球新報電子版】