【東京】小野寺五典防衛相は8日の閣議後会見で、大分空港に緊急着陸していた米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが米軍岩国基地に飛行したことについて、岩国基地で再点検する可能性を指摘した。普天間飛行場に戻る時期の連絡は受けていないという。
小野寺氏は「今回の整備は心配される方も多い。飛行は安全に万全を期すようこれからも米側に申し入れていきたい」と指摘した。普天間飛行場に戻る時期について「岩国でもう一度しっかり点検して安全を確保した上で普天間の方に行くのではないかと推察するが、まだ米側からそこまでの詳しい説明は受けていない」と述べ、岩国で再点検した上で普天間飛行場に戻ると推測した。
このオスプレイは8月29日に大分空港に緊急着陸した。米軍は7日までエンジンを交換するなど整備を続けていた。日本側に8日午前に飛行すると伝えていた。【琉球新報電子版】