シュワブに工事車両66台 40人が抗議行動 海上で仮設道路建設進む


この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
ゲート前で機動隊と対峙する市民ら=19日午前9時23分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で19日、米軍キャンプ・シュワブのゲート前には市民約40人が座り込み抗議を続けている。

 午前9時過ぎ、県警機動隊が市民を排除し、砕石などを積んだ工事車両66台がシュワブ内に入った。市民らは「基地ができれば米軍が犯罪を繰り返す。日本は民主主義、独立国家ではないのか。沖縄差別をやめろ」と訴えた。

「N5」護岸建設予定地付近で砕石が入った袋をつり上げるクレーン=19日午前9時50分ごろ、名護市辺野古

 海上では抗議船4隻が展開。「N5」護岸建設予定地付近では、作業ヤードでクレーンが砕石を移す作業が確認された。「K9」、「K1」両護岸建設予定地では、作業の様子は確認されなかった。【琉球新報電子版】