100歳、あやかりたい 儀間、板良敷さん祝う 沖縄県那覇市


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城間幹子那覇市長(左)の訪問を受ける儀間眞信さん=18日、那覇市久茂地の長女宅
城間幹子那覇市長(左)の訪問を受ける板良敷朝基さん(右)=18日、那覇市三原

 敬老の日の18日、沖縄県那覇市の城間幹子市長は新100歳の儀間眞信さん=那覇市松尾=と板良敷朝基さん=同三原=を訪ね、長寿を祝った。那覇市ちゃーがんじゅう課によると、那覇市では2017年度92人が100歳を迎えた。

 儀間さんは定年後、長女の務める病院でパソコンや経理として本人の希望で96歳まで働いていた。儀間さんは長寿の秘けつについて「よく食べてよく寝て、リラックスすること」と述べた。手先の器用さを生かし、プルタブを使った三重の塔や、馬の置物の制作が趣味。長女の與那嶺紀子さん(70)=那覇市=は「父は頭もしっかりしており手の掛からない人。これからも元気で長生きしてほしい」と述べた。

 一方、板良敷さんはネクタイを自分で締めスーツに身を包んで市長を迎えた。戦前に16歳で県庁に入り、琉球政府や県などで歴代4人の知事の秘書を務めた経歴を持つ。

 板良敷さんは一番楽しい思い出を「仕事をやり遂げた時だ」と語った。趣味は読書で毎日本を読んでいるという。息子の忠さん(73)は「父は厳しく、しっかりした人。毎朝新聞も読み、パソコンにも取り組む挑戦意欲も兼ね備えている」と語った。