県教育委員会は19日、郷土芸能や書道など文化関係で活躍する高校生を海外に派遣する事業「県高校生芸術文化国際交流プログラム」に参加する生徒らの激励壮行会を県庁で開いた。参加する高校生74人のほか、保護者などが参加した。
海外派遣事業では美術・工芸、書道、音楽、郷土芸能の4分野に取り組む高校生を海外に派遣し、現地の高校生と交流したり、現地の大学などで実技指導を受けたりする。
音楽部門は11月にドイツ、郷土芸能は10月に米・ハワイ州、美術・工芸と書道は11月に台湾を訪問する。
19日の壮行会では、生徒らが現地で発表する伝統舞踊や合唱などを披露した。郷土芸能部門の16人は舞踊「稲かり歌」などを軽快に踊った。
郷土芸能部門の南風原高校2年の大城茉綸さんは「流派が違う中でも、一つになって練習している。沖縄の風をハワイに届けたい」と意気込みを見せた。【琉球新報電子版】