不発弾処理で国際通り封鎖 23日、避難区域に3ホテル


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 那覇市松尾で23日、不発弾処理が行われ、国際通りなどを含む松尾交差点周辺の道路が午前10時20分から封鎖される。午前11時半終了予定。不発弾処理による国際通りの封鎖は2004年以来。避難対象区域にはホテルが3施設があるほか、海外からの観光客など多くの観光客が訪れるため、市は周辺の店舗や旅行業者にも注意を呼び掛けている。20日の定例会見で、城間幹子那覇市長が発表した。

 不発弾は、8月3日に松尾2丁目のホテル建設工事現場で発見された米国製50キロ爆弾1発。避難対象は半径166メートルの区域で、約千世帯約2500人と約350事業所。避難所は那覇市役所本庁舎となっている。

 通行止めになるのは、松尾交差点周辺の国際通り約300メートルと、交差する一銀通りを含めた県道の一部など。外国人観光客に向けて市職員が各道路で英語、中国語、韓国語で表記されたボードを持って知らせるほか、英語と中国語が堪能な市職員2人を国際通りに配置し、区域内に入らないよう呼び掛ける。市は事前に周辺の事業所などに周知しており、区域内のホテルではチェックアウトの時間を早めるなどして対応する。

 城間市長は「観光客もたくさんいる中で、商店街も不安だと思う。ご協力をお願いしたい」と話した。