「平和」短編映画で問う 児童生徒が取材製作、NYへ出展


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 【糸満】糸満市地域型就業意識向上支援事業の「子供映像クリエイタースクール」で学んだ児童生徒が製作した短編映画の発表会が16日、沖縄県糸満市西崎太陽児童センターで行われた。発表会では「平和ってなに?」をテーマに製作した3分間の8作品が上映され、スクールに参加した児童生徒やその保護者ら40人余が鑑賞した。

平和についての映像作品を鑑賞する児童生徒と保護者ら=16日、糸満市西崎太陽児童センター

 同スクールは小学生から中学生までを対象に5月から9月までの5カ月間、実施された。

 作品は平和について、さまざまな視点から表現されており、英語の字幕が付けられ、ニューヨークで開かれるグローバルフィルムフェステバルに出展している。

 潮平中学3年の村島大晴さん(15)は「戦争体験者や子どもたちに平和とは何かについてインタビューした。グループのメンバーに支えてもらいながら作った。いい映像ができて満足」と自信を見せた。

 スクールで講師を務めた子供社長クリエイタースクール代表の仲宗根美幸さんは「児童生徒は大変だったと思うが、頑張りがすごかった」とたたえた。
(玉保世英義通信員)