【北谷】21日に米軍嘉手納基地で強行されたパラシュート降下訓練を受け、北谷町議会(田場健儀議長)は27日の定例会で、降下訓練の全面禁止を求める抗議決議と意見書を全会一致で可決した。
抗議決議では、県や基地周辺自治体が中止を要請する中、例外を盾にパラシュート降下訓練が繰り返されているとし、主権をないがしろにした米軍の暴挙は容認できないと抗議。その上で、嘉手納飛行場での同訓練の全面禁止、日米特別行動委員会合意の順守と例外的措置の撤廃、早急な日米地位協定の抜本的改定を求めた。
決議の宛先は米大統領や米国防長官ら。意見書は首相や防衛相ら。【琉球新報電子版】