沖縄労働局(待鳥浩二局長)が29日に発表した8月の有効求人倍率(季節調整値)は、7月より0・04ポイント低下の1・11倍となった。正社員の有効求人倍率(原数値)は0・49倍となり、統計上最も高い数値を記録した。
県統計課によると完全失業率(原数値)は前年同月比で0・5ポイント低下の3・4パーセントとなった。
新規求人倍率(季節調整値)は、前月より0・18ポイント低下し、1・57倍となったが、8月の値としては最も高い数値となった。
労働局の待鳥局長は「7月と比べれば求人倍率は下がっているものの、長期的に見れば雇用情勢は改善している」と述べた。
求人数が大きく増加した産業は、前年同月比で建設業が42・5パーセント増、医療・福祉で22・0パーセント増となった。【琉球新報電子版】