オスプレイ、石垣駐機長期化も 部品取り換えか


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二
「03」機の右側エンジンから部品を取り外す米兵ら=1日午後0時40分ごろ、石垣空港

 【石垣】石垣空港に9月29日から駐機を続ける米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸送機MV22オスプレイ2機は1日、空港にとどまったまま離陸することはなかった。一方、トラブルを起こしたとみられる機体番号「03」を米兵らが点検し、部品を取り外すなど整備する様子が確認された。「03」機は、部品の取り換えが必要とみられ、駐機は長期化する可能性もある。

 「03」の周辺には午前11時半ごろから整備兵ら5~6人が集まり始め、機体右側のエンジン部分のカバーを開け、漏れ出したオイルの拭き取りや点検を開始した。同50分ごろに円筒状の大型部品を取り外したことを皮切りに、午後1時半ごろまでの約2時間の作業で4個の部品がエンジンから外された。

 一方、機体番号「02」機は、9月30日に離陸予定だったがトランスミッションオイルの不足などによって1日も離陸しなかった。この日、「02」機は特段整備をしている様子はみられなかった。米軍は午後1時半、同日の全ての作業が終了したと沖縄防衛局に通達した。