「オスプレイ配備認めぬ」 辺野古ゲート前、緊急着陸や墜落受け


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ゲート前に座り込む市民を排除する機動隊員=2日、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場に伴う名護市辺野古への新基地工事で、米軍キャンプ・シュワブのゲート前には2日午前、新基地に反対する市民約40人が座り込んだ。ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は、オスプレイの緊急着陸や墜落が相次いだことに触れ「欠陥機のオスプレイが、新基地ができると100機も配備される。とんでもないことだ。辺野古に新しい基地は造らせない」と訴えた。

 午前9時ごろ、県警機動隊が座り込む市民を強制排除し、歩道上に囲い込んだ。砕石や砂利を積んだ大型トラックや生コンリート車など工事車両68台が基地内に入った。

 座り込む女性に、女性警察官で対応することを引き続き求めていこうとの呼び掛けもあった。スカートで座り込む女性もいた。

仮設道路建設予定地で作業を進める重機と新基地建設に抗議するカヌー隊=2日午前、名護市の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部

 辺野古崎西側の「N5護岸」建設予定地付近では、仮設道路工事現場に大型トラックが土砂を下ろし、重機でならす作業が行われた。海上では、新基地に反対する市民がカヌーで抗議行動を展開した。【琉球新報電子版】