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ひとり親支援拠点開所 「いいまぁる」自立を後押し 糸満市

「いいまぁる」の開所を祝いテープカットする(左から)上原昭市長、市社会福祉協議会の徳元孝進会長、県母子寡婦福祉連合会の与那嶺清子会長=4日、糸満市西崎

 【糸満】糸満市は4日、自立を目指すひとり親世帯に対しアパートの家賃補助や就労、子どもの教育などを総合的に支援する拠点施設「糸満市マザーズスクエアいいまぁる」を市西崎に開所した。同様の施設は、沖縄県が本島3カ所で開設している。市単独ではうるま市、宜野湾市に続き3例目となる。

 糸満市児童家庭課によると、児童扶養手当を受給している母子・父子世帯は7月末現在878世帯。約56%が非正規雇用で、子どもの教育に悩みを抱えているという。市ではひとり親世帯が安定的な職に就き、自立に向けて踏み出せるよう「いいまぁる」を拠点に、就労支援や子育て相談など個々に応じたトータルサポートを行う。

 一括交付金を活用し、本年度の予算は約2100万円。県母子寡婦福祉連合会に運営を委託する。2021年度まで一括交付金を活用し、以降は別の補助金活用で継続していく考えだ。

 対象は(1)市内に住所があるひとり親世帯(2)18歳未満の子を養育(3)児童扶養手当を受給(4)支援期間内で自立の意欲がある人。約5世帯を支援する予定で、期間は原則1年。

 開所式で上原昭市長は「ひとり親世帯の親子が、地域の見守りの中で安心して暮らせるよう取り組んでいきたい」とあいさつした。

 県母子寡婦福祉連合会の与那嶺清子会長は「一人でも多くのひとり親世帯が、地域の中で自立した生活を送れるよう、これまで以上に真摯(しんし)に取り組んでいきたい」と述べた。

 「いいまぁる」は、糸満市西崎町3の494 コーポ礼101号。月~土曜(年末年始、祝祭日を除く)の午前9時~午後7時(土曜は午後5時)まで。(電話)098(996)2910。