陸自が23日から大規模実動演習


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 【東京】陸上自衛隊は23日~11月22日の間、島しょ侵攻事態対処能力の向上を目的に2017年度方面隊実動演習(西部方面隊)を沖縄県内などで実施する。陸自が5日、発表した。陸自最大規模の実動演習の一つで、人員約1万4千人、車両3800台、航空機約60機が参加する。自衛隊だけでなく、在沖米軍基地や艦艇も使用し、九州から与那国島の間で部隊展開や民間輸送などを行う。

 訓練は定例。北部方面隊が九州まで移動する協同転地演習と連動する。中央即応集団なども参加する。

 県内では沖縄本島、久米島、与那国の駐屯地などで実施。那覇軍港、トリイ通信施設、牧港補給地区、キャンプ・ハンセンの米軍施設も使用する。主に補給運用の他、奄美大島から部隊がヘリで即応機動展開する演習などが行われる。