【ワシントン=座波幸代本紙特派員】米海軍安全センターは11日、東村高江の民間地で米軍普天間飛行場所属の大型輸送ヘリCH53Eが不時着、炎上した事故を、最も重大な事故「クラスA」に分類した。飛行中のエンジン火災で緊急着陸したと表記している。
米軍普天間飛行場所属の航空機は、昨年12月の名護市安部でのオスプレイ墜落、今年8月のオーストラリア沖でのオスプレイ墜落に続き、3件の「クラスA」事故が立て続けに発生している。
同センターがまとめた2017米会計年度(16年10月~17年9月30日)の事故統計では、米海兵隊航空機の10万飛行時間当たりの最も重大な「クラスA」の事故率は07年以降、過去最悪の5・28件に上り、過去10年間の平均の2倍弱に達していた。18年度(17年10月~18年9月)に入ってわずか11日で、クラスAの事故が起こった。【琉球新報電子版】