コラソン競り負け 大崎電気に21―24 JHL


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは15日、香川県の高松市香川総合体育館で大崎電気と対戦し、21―24で競り負けた。通算成績は3勝4敗となった。

 前半の序盤は互いの堅い守備とゴールキーパー(GK)のファインセーブでなかなかシュートが決まらなかった。コラソンがパスミスなどで攻撃の機会を失う間に、相手に得点を決められリードされ、10―11で折り返す。

 後半開始直後に牧山仁志のシュートから3連続得点で逆転したコラソン。その後も石川出、村山裕次の連続シュートで一時リードするも、日本代表の宮﨑大輔のゴールなどで追い付かれ、最後も宮﨑のシュートなどで突き放された。

 コラソンの次戦は21日午後3時半から、愛知県の豊田合成アリーナで豊田合成と戦う。

大崎電気(6勝1敗)

24―21(11―10,13―11)

琉球コラソン(3勝4敗)

◆強豪相手に守備収穫/シュート精度に課題

 先日の愛媛国体で優勝し、リーグでも2位につける大崎電気に試合終了5分まで同点と競り合った琉球コラソン。しかし最後は大崎の速攻などで得点を重ねられ、勝利を逃した。水野裕紀選手兼監督は「我慢比べの試合で、最後はシュートの精度の差が出てしまった」と強豪を打ち破るチャンスもあっただけでに、悔しさを表した。

 前半序盤は今季好調なゴールキーパー(GK)内田武志の好セーブが光るも相手GKもセーブを重ね、さらに互いの横一線守備も機能し得点がなかなか入らない。コラソンがパスミスなどで攻撃機会を失う間に、相手の4連続得点でリードを許す。けがからの復帰戦となったエース・石川出の3連続得点などで食らい付き、10-11で折り返した。

 後半直後に牧山仁志のシュートから3連続得点で逆転。一時リードする場面をつくったが、追い付かれ、互いに得点を取り合う展開になった。速攻や個人技でチャンスをつくるコラソンだったが、相手の変化のある横一線守備に対応できず、決めきれなかった。

 守備やGK内田のセーブで食らいついていたが、日本代表・宮﨑大輔のシュートから3連続得点を決められ、最終盤に大崎に振り切られた。

 シュート精度には課題を残したものの、力のある大崎の攻撃に守備で対応できたことは収穫だった。次戦もアウェーで連戦が続く。水野選手兼監督は「きょうの守備ができると安定した試合ができる。重要な次のアウェー連戦を何とか勝ち越したい」と前を向いた。