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米ロサンゼルス地域を拠点とする北米沖縄県人会(エディー神谷会長)は会運営費助成基金募集のための資金造成バザーを8日、ガーデナ市にある同県人会館駐車場で開催し、千人以上の人でにぎわった。バザーでは、延べ200人の会員がボランティアとして参加した。
会場に設置された10のブースにはサーターアンダギー、足てびち、沖縄そば、チキン・ビーフのテリヤキの弁当、タコライス、スパムおにぎり、クラフト、スノーコーンや、小さなお土産などが所狭しと並べられた。参加者はチケットを購入し、各ブースの商品を手にする制度となっている。午前11時の開場間もなく、ラフテーのコーナーには長蛇の列ができ、30分過ぎには売り切れた。沖縄そばが提供されたヤマウチ・ビルには、入れ代わり立ち代わり参加者が訪れ、常時満席になるほど人気を集めた。
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買い物ついでに沖縄芸能に親しんでもらいたいとの実行委員会の要望で、琉球舞踊や民謡、フラダンス、カラオケ、ギター演奏などの余興も行われた。
子ども連れで訪れた女性は子ども3人が「祭太鼓」を披露すると話し、「沖縄の芸能に家族みんなが興味を持っている」とほほ笑んだ。訪れた女性たちは口々に「沖縄の食と芸能の組み合わせはいつも楽しみ」と話し、毎年、バザーを楽しんでいるようだ。
初めて参加したという那覇市出身の仲宗根豪さん(40)は沖縄の米軍基地で働いていたが、英語をもっと学びたいと6年前にテキサスの短期大学に留学し、現在はカリフォルニアのサンタモニカに住んでいる。「近い将来、ゴーヤーバーガーをやりたい」と、沖縄のファストフードの支店をロサンゼルスに開店する夢を持っている。まずは「フード・トラックを始めたい」と意気込んでいた。
(当銘貞夫通信員)