水源地、民間地上空での飛行訓練中止求める 高江米軍ヘリ炎上 読谷村議会が抗議決意


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大型輸送ヘリコプターCH53Eの不時着、炎上した事故に対する抗議決議を全会一致で可決する読谷村議会=25日午前10時30分、読谷村議会

 【読谷】読谷村議会(伊波篤議長)は25日、臨時会を開き、東村高江で米軍普天間飛行場所属の大型輸送ヘリコプターCH53Eが不時着し、炎上した事故に対し、抗議決議と意見書を全会一致で可決した。

 抗議決議と意見書では、事故機の同型機が2006年に村都屋の都屋漁港護岸から約200メートルの海に廃車を落下させたことや、4月に同型機による車両つり下げ訓練が、米陸軍トリイ通信施設から実施された事例が挙げられた。

 その上で、事故が村民に大きな不安と恐怖を与えているとし、事故原因の究明や民間地と水源地上空での米軍機の飛行訓練中止、日米地位協定の抜本的改定などを求めた。

 抗議決議の宛先は在日米軍司令官ら。意見書は外務相、防衛相ら。【琉球新報電子版】