台風22号の接近で28日の航空便が欠航して足止めされていた観光客ら多くの利用客が29日午前、那覇空港に相次いで訪れ、搭乗便の変更手続きや空席待ちなどで長蛇の列ができるなど混雑した。朝早くから詰め掛けた人の中には、床に座り込んだり、ベンチに横になったりして搭乗を待っており、空港での長時間の滞在に疲れをにじませた。
28日の航空便は那覇空港を発着する国内線を中心に少なくとも311便が欠航し、2万7千人以上に影響が出た。
岐阜県から観光で訪れたという本砂靖さん(36)は「28日の便が欠航になって振り替え便が火曜(31日)発なので、早めに戻るために別の航空会社で空席待ちをしている」と話した。「水族館には行けたけど、あとは台風でホテルに缶詰だった。仕事に支障が出ないよう、とにかくきょうに帰れるよう待つしかない」と話していた。【琉球新報電子版】
那覇空港、搭乗求める利用客で混雑
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松永 勝利