【金武】金武町内の小中学校で10月の毎週火曜日、絵本に出てくるスープを再現した給食が提供された。町立図書館が企画し、各学校や給食センターなどと協力して実現したもので、提供の日に合わせて、そのスープが登場する絵本の読み聞かせも行われた。絵本から飛び出した本物のスープは、児童生徒から好評で、町立図書館の金城明美係長は「来年度も実施していきたい」と話した。
町立図書館が今年4月から企画し、10月の読書月間の特別企画として行われた。町立図書館の金城明美係長は「絵本の料理はとてもおいしそうに見える。企画を通して、児童生徒に食事や絵本に興味を持ってほしい」と話した。
提供されたスープは絵本「14ひきのあさごはん」の「いろいろきのこのクリームスープ」(3日)、絵本「くまのがっこう」の「枝豆と大豆のスープ」(10日)、絵本「11ぴきのねことへんなねこ」の「たらとパセリのトマトスープ」(17日)、絵本「ショコラちゃんのレストラン」の「豚肉と根菜のシチュー」(24日)、31日には絵本「3びきのくま」の「にんじんとかぼちゃのスープ」が登場した。
「枝豆と大豆のスープ」を食べた金武小学校1年の嶺井龍和君(7)は「野菜の入ったスープをおいしく食べることができた。本の中にあるスープだから、楽しく食べた」と、満面の笑みを浮かべた。