琉球国王と王妃、華やかに古式行列 首里城祭


この記事を書いた人 志良堂 仁
国家安寧や五穀豊穣(ほうじょう)を願うため出発する琉球国王と王妃=3日午後、那覇市首里の首里城公園

 首里城祭(主催・同実行委員会、共催・琉球新報社、首里振興会)は初日の3日午後、那覇市の首里城公園と公園周辺で琉球王朝祭り首里「古式行列」が行われた。

 古式行列は、琉球国王が国家安寧と五穀豊穣(ほうじょう)を祈願するために、首里城下にある3カ所の寺を参詣する「三ケ寺参詣行幸(さんかじさんちーすねーい)」の行列を再現したもの。華麗な琉装に身を包んだ国王と王妃をはじめ、摂政、三司官ら238人が首里城御庭(うなー)から守礼門、龍潭(りゅうたん)通りを練り歩いた。
 古式行列を見学した比嘉聖佳(しょうか)さん(8)は「初めて見た行列は派手ですごかった」と語った。【琉球新報電子版】