荘厳な雰囲気の中、冊封儀式再現 首里城祭


社会
この記事を書いた人 松永 勝利
首里城祭の2日目、冊封使が首里城へと登る様子を再現した「冊封使行列」=4日11時46分、那覇市の首里城公園(具志堅千恵子撮影)

 中国皇帝が琉球国王を任命する儀式「冊封儀式」が4日午前、那覇市の首里城正殿の御庭(うなー)で執り行われた。3日から始まった首里城祭(同実行委員会主催、首里振興会、琉球新報社共催)の関連行事。琉球音楽や中国音楽が奏でられる中、琉球王国最大の行事が再現された。
 第二尚氏15代王・尚温が即位した1800年の冊封儀式を再現したもの。冊封使らが守礼門をくぐって御庭に向かう「冊封使行列」に続き、儀式で冊封使が詔書(しょうしょ)や勅書(ちょくしょ)を中国語で読み上げ、絹織物などの拝受などが荘厳な雰囲気の中、重々しく行われた。
 5日は午後0時半から、那覇市国際通りで琉球王朝絵巻行列が行われる。【琉球新報電子版】

荘厳な雰囲気の中で再現される冊封儀式=4日午前、那覇市首里金城町の首里城公園