首里城祭(主催・同実行委員会、共催・首里振興会、琉球新報社)最終日の5日午後、那覇市の国際通りで「琉球王朝絵巻行列」が行われた。色鮮やかな衣装に身を包んだ国王・王妃の行列を一大絵巻で再現し、買い物客や観光客でにぎわう国際通りが華やかな雰囲気に包まれた。
「御轎(うちゅう)」と呼ばれるみこしに乗った国王・王妃を先頭に、中国皇帝の使節団「冊封使(さっぽうし)」、伝統芸能団が続き、総勢約700人による壮大な歴史物語が繰り広げられた。沿道に詰め掛けた観客らは写真を撮るなどして楽しんだ。
那覇市首里に住む我部エルバさん(59)は「新しい国王・王妃を見るのを毎年楽しみにしている。今年は去年に比べ、楽器が増えているように感じた。歴史の町に住んでいることを改めて感じた」と話した。
同イベントは午後2時半まで行われる。【琉球新報電子版】