岩本君(9)の映像が「名誉賞」 NYのフィルムフェス 糸満市内3児童も入賞


この記事を書いた人 平良 正
ショートフィルム製作のために撮影する岩本白矩君=西崎太陽児童センター(同センター提供)

 【糸満】沖縄県内の児童生徒が平和をテーマに製作した映像作品8作品が、米ニューヨークで開催された「グローバルフィルムフェスティバル」に出品され、名誉賞を含む4作品が入賞した。出品したのは糸満市地域型就業意識向上支援事業の「子供映像クリエイタースクール」で学んだ子どもたちで、名誉賞は西崎小3年の岩本白矩(はく)君(9)の「平和の島」に贈られることになった。

 講師を務めた子供社長クリエイタースクール代表の仲宗根美幸さんは「1作品でも受かればと思っていたが、4作品も入賞するとは想定外でびっくりしている」と喜んだ。

 岩本君の作品「平和の島」は遊び、寝る、海に行く、そうじなど一日の生活を2分22秒にまとめた。

 選評には「最高の賞」だと書かれており、来年も出品してほしいと勧められたという。

 岩本君は「名誉賞の連絡を聞いてうれしかった。将来はユーチューバーになりたい」と夢を語った。

 3位は潮平小6年の赤嶺来夏さん、4位は潮平小5年の小波津愛美さんと西崎小4年の大城宗起君の2作品が選ばれた。

 表彰式は9日に行われ、現地在住の知人が代理出席する。入賞作品4点は26日に大阪府泉佐野市での地域映画祭で上映される予定。
(玉保世英義通信員)