沖縄芸能団、中国で絆深める 福建省との友好締結20周年記念公演


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦
子孫繁栄の祈念のため創作された「世栄太鼓」を踊る沖縄の芸能団=11日、中国・福建省の福建大劇院(県提供)

 沖縄県と中国福建省は11日夕、友好県省締結20周年を記念して、中国同省福州市の福建大劇院で合同記念公演を開催した。沖縄からは県立芸術大学生を中心とする芸能団14人が古典舞踊や中国音楽を使った創作舞踊を演じ、奥深い沖縄の芸能文化を披露した。

 福建省からは集団演舞や男女の独唱など、ダイナミックかつ華やかな芸能を紹介した。沖縄と福建省は芸能を通し、互いの理解を深め、絆を強めた。

 公演に先立ち、翁長雄志知事は「沖縄独自の文化を堪能してほしい」と福建の人に呼び掛けた。

 中国との交流が描かれた絵巻を基に作られた創作舞踏「桿舞(かんまい)」では、観客から中国音楽に合わせて手拍子を取るなど好評を博した。

 福建師範大学生が公演に向け練習してきたエイサーも披露された。