【中城】沖縄県中城村は11日、村特産品である島ニンジンの旬入りを宣言した。同日、宣言式が村北浜の島ニンジン畑で開かれ、村内の関係者ら100人が参加した。島ニンジンの収穫体験や、ジューシーやナムルなど島ニンジンを使った料理の試食会も開かれた。訪れた人は黄色く実った島ニンジンを味わった。村は11月11日を「島ニンジンの日」に制定する。
旬入り宣言は、島ニンジンのPRを目的に、村やJAなどで構成する村野菜産地協議会が初開催した。浜田京介村長は「島ニンジンは大変おいしい」とアピールし、旬入りを宣言した。
式典会場となった畑の農家、仲松弥英さん(76)は「島ニンジンは豚肉とおつゆにしたり、チャンプルーにしたりするとおいしい」と話した。
島ニンジンを約40本収穫した安里常劉(じょうりゅう)ちゃん(4)=北中城村=は「楽しかった。ニンジンは好き」と笑顔を見せた。