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知事との初会談「駐日大使は慎重だった」 米紙報道 「外交に苦心」と分析

 【ワシントン=座波幸代本紙特派員】米ワシントン・ポスト(電子版)は13日、翁長雄志知事とハガティ駐日米大使の初会談を東京発の記事で報じた。沖縄の米軍基地の大幅な縮小を求める翁長知事との初会談を「ハガティ氏は慎重に行った」と伝えた。一方、ハガティ氏が平和祈念公園や首里城への訪問をツイッターで投稿したことにも触れ、「外交に苦心した」と説明した。

 「トランプ大統領の訪日後、米大使は沖縄の米軍基地を巡る論争に入った」と題した記事では、沖縄の基地問題は、トランプ米大統領と安倍晋三首相が東京での首脳会談でたたえ合った日米の安全保障の「最も敏感な側面」と指摘。知事が新基地建設による環境への影響や、戦後も過重な基地負担を強いられている現状を「沖縄への差別だ」と発言したことも取り上げた。天候が良ければ、ハガティ氏は14日にヘリでキャンプ・シュワブを訪問予定とも報じた。

 県民が基地から派生する犯罪を懸念しており、16日に初公判がある米軍属女性暴行殺人事件についても記事で触れる一方、ビジネスマンから大使に就いたハガティ氏は今回の来県で「外交に苦心した」と説明。10月に家族と共に初来県した際は知事との面談はなかったが、今回は訪問先での感想をツイッターに投稿したことを紹介し、「沖縄の人々は、ハガティ氏が沖縄県に興味を示す投稿を始めたことに勇気づけられるはずだ」と報じた。