基地問題「早期解決」図る 野党国会議員懇、23日来県


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国政で基地問題を追及する姿勢を示す近藤昭一会長(中央)ら=16日午後、国会内

 【東京】野党国会議員でつくる「沖縄等米軍基地問題議員懇談会」(会長・近藤昭一衆院議員)の総会が16日、衆院選後初めて国会内で開かれた。沖縄などの「米軍専用基地の整理・縮小や日米地位協定の改正など、米軍基地にかかわる諸問題について早期の解決・改善を図る」などとする規約を策定し、承認された。規約に辺野古新基地建設に関する記述はない。23日から沖縄を視察し、年度内に訪米も計画している。

 今回の総会では、富川盛武副知事から沖縄の基地問題の現状を聞き取りした。23日から来県し、翁長雄志知事と意見交換し名護市辺野古の新基地建設現場などを視察する。年度内には訪米する計画で、軍事関係に影響力のある議員やシンクタンクの有識者らとの面会を模索している。

 総会は本年度7回目。16日現在、立憲民主、希望、共産、自由、社民、民進の国政野党や無所属議員44人が参加する。県選出の照屋寛徳衆院議員(社民)は会長代行、糸数慶子参院議員(沖縄の風)は副会長、玉城デニー衆院議員(自由)は事務局次長、赤嶺政賢衆院議員(共産)と伊波洋一参院議員(沖縄の風)は拡大役員会メンバーとなっている。