「辺野古」意義を強調 ハガティ米大使、日米政府の姿勢踏襲


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質問に答えるハガティ駐日米国大使=17日、東京都千代田区の日本記者クラブ

 【東京】ハガティ駐日米国大使は17日、千代田区の日本記者クラブで会見した。米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設について「現在追求されている唯一のオプションだ。かなりの進展がみられたと思う。普天間を訪れた後、代替施設が必要だと痛感した」と工事進展を歓迎し、計画を進めるこれまでの日米両政府の姿勢を踏襲した。

 辺野古新基地建設については記者から質問されて答えた。ハガティ氏は13日に来県し、辺野古、普天間を視察。普天間周辺は住宅が密集していることなどを挙げ、辺野古新基地建設の正当性を主張した。

 同時に「沖縄の方々と緊密に連携し、私どもの影響をできる限り下げるだけではなく、北朝鮮の圧力に対処したい」と基地負担軽減と抑止力の維持の必要性を指摘した。