「人命失われ激しい怒り」 富川副知事が防衛局長らに抗議 米海兵隊員の飲酒運転死亡事故


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米海兵隊員飲酒運転死亡事故を受け、川田司沖縄担当大使(右から2人目)と中嶋浩一郎防衛局長(右)へ抗議する富川盛武副知事=20日午後、県庁

 富川盛武副知事は20日午後、県庁で川田司沖縄担当大使と中嶋浩一郎沖縄防衛局長と会談し、19日早朝の米海兵隊員による飲酒運転死亡事故に抗議した。

 富川副知事は「またこのような事故が発生し、尊い人命が失われたことに激しい怒りを禁じ得ない」と強く抗議した。

 その上で米軍公用車が使われたことに公用車管理の在り方にも疑問を呈し、米側に再発防止策などを働き掛けるよう求めた。

 抗議を受けた川田沖縄大使は「私からもニコルソン(米四軍調整官)に再発防止、綱紀粛正を強く要請し、ニコルソンからも謝罪があった。(公用車管理の)指摘の点はまさにおかしな話。ニコルソンに強く調査するよう求めた。昨日の時点では調査中とのことだった」と返答した。

 富川副知事は重ねて「ゲートチェックの在り方や(飲酒規制などの)リバティ制度の運用実態の検証も含め、二度と起こらないよう再発防止、綱紀粛正、隊員教育に万全を期すことを米側に働き掛けるよう強く要請する」と要請した。【琉球新報電子版】