【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、新基地建設に反対する市民ら約50人は28日午前、辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前に座り込んでいる。機動隊が座り込む市民らを強制的に移動させた後、午前10時までに98台の工事関係車両がゲート内に入った。
28日午前9時ごろ、シュワブ内で待機していた機動隊約30人がゲート前に現れ、市民らを強制的に移動させた。市民らは「県警は市民を守れ」「違法工事に加担するな」などの声を上げた。その後、コンクリートミキサー車21台を含む98台の工事関係車両がゲート内に入った。
座り込みに参加した県内在住の真壁朝昭さん(76)は「現在の戦争はミサイルを撃ち合うことが多い。沖縄に新たな基地を造れば、沖縄がその標的になる」と指摘。「埋め立て工事は全然進んでいない。まだ諦めずに、海が埋め立てられるまで座り込む」と強調した。【琉球新報電子版】