弾薬庫にごみ仮置き 嘉手納基地、倉敷環境が収集継続


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 沖縄県が倉敷環境(沖縄市池原)の産廃処分業などの許可を取り消したのに伴い在沖米軍基地内の一般ごみの収集が中断していた件で、嘉手納基地は収集作業を再開し、読谷村側の嘉手納弾薬庫をごみの仮置き場としていることが30日分かった。米軍は倉敷環境との契約を維持しており、同社が基地内の住宅施設などで回収したごみを嘉手納弾薬庫に搬送している。

 ごみ収集の再開は27日で、県、米軍、沖縄防衛局、読谷村の4者は29日、弾薬庫内の仮置き場を視察した。県によると、廃棄物処理法に抵触する事案は確認できなかったが、仮置き場の近くには本島最大の農業用ダム・長浜ダムがあり、危機管理面や風評被害を懸念する声が村側からあったという。

 仮置き場には現在、コンテナ五つが置かれている状態で、それぞれにブルーシートを敷いている。米軍は倉敷環境に代わるごみ処理の受け入れ先を確保できておらず、いつまで仮置き場を利用するのか不明確だ。県は29日、環境省に職員を送り、基地排出ごみの受け皿探しに難航していることを報告した。

 倉敷環境は収集運搬業のみを請け負い、処理業はやっていない。県は産廃処理業の許可を取り消したが、沖縄市は現時点で同社の一般廃棄物処理業の許可を取り消していないため、収集運搬業務は合法的に行っていることになる。