安里らのトリオ、メダル確定 ボウリング世界選手権


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二
  安里 秀策

 ボウリングの世界選手権大会男女大会2017は11月29、30の両日(現地日時)、アメリカ・ラスベガスで開かれ、3人で争う男女のトリオ戦予選を行い、北中城村出身の26歳、安里秀策(和歌山グランドボウル)がメンバー入りする男子日本代表が予選1位となった。上位4チームによる決勝に進み、3位以内が確定しメダル獲得が決まった。

 トリオ戦の最終日は3日(日本時間4日)に行う。決勝に進んだ男子日本代表は安里のほか、和田翔吾(和歌山、和歌山県海草振興局建設部)と吉田大祐(愛知・稲沢グランドボウル)の3人。
 トリオ戦予選は前後半3ゲームずつの計6ゲームを行った。安里は前半、尻上がりに調子を上げ、687点(183、225、279)をマークしチームトップの得点を稼いだ。後半の3ゲームも602点(188、202、212)と安定した投球を見せ、計1289点をたたき出し、メダル獲得に貢献した。チーム総得点は3868点で、2位の香港に60点差をつけて1位となった。
 今大会、男子ダブルスで銀メダルを獲得した幸喜将太(うるま市出身、エナジックインターナショナル)は、もう一方の日本代表の一員として出場し、1150点を獲得した。チーム3人の総得点は3527点で予選31位だった
 安里は10月の愛媛国体で、県勢の成年男女を通じて初めて個人優勝を飾り、プロ、アマが集結するジャパンオープン選手権大会(11月)は初優勝し、日本一の称号を手にした。昨年はアジア選手権チーム戦で日本の金メダルにも貢献し、国際舞台でも実績を残している。
 世界選手権については、大学1年時に出場したユース大会を含め今回が4度目の出場。2014年にはダブルスで準優勝した。