クルーズ客送迎、電気バスを導入 沖縄シップスエージェンシー 20年までに80台


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クルーズ船客送迎用の電気バスを背にする沖縄シップスエージェンシーの松田美貴会長(左から2人目)ら関係者ら=1日、那覇市若狭の那覇クルーズターミナル

 クルーズ客船の船舶代理店業務を行う沖縄シップスエージェンシー(那覇市、松田美貴会長)は、那覇港新港ふ頭9号岸壁と10号岸壁に着港する大型クルーズ船客を送迎するため、電気バス10台を導入した。電気バスは9号岸壁に大型クルーズ船が寄港する5日から運行する。

 1日、那覇クルーズターミナルで関係者が出席して新たなバスが披露された。排気ガスゼロで低騒音が特徴の電気バスを使うことで、シップスエージェンシーは省エネへの取り組みと観光地としてのイメージ向上を図る。20万トン級のクルーズ船が寄港する予定の本部港と宮古島市平良港に2020年までに計80台の導入を検討している。

 中国大手BYDグループの日本法人ビーワイディージャパン(横浜市、劉学亮社長)製造の電気バスを使い、点検・整備はヤマトホールデイングス傘下のヤマトオートワークス沖縄(糸満市、江頭哲也社長)が担う。

 松田会長は「環境への関心が高まる中、クリーンなバスを使うことで沖縄の魅力向上に努めたい」とあいさつした。