【国頭】国頭村の与那区で3日、約10メートルの巨大ツリー(結の木)の点灯式が行われた。ツリーは与那共同店の隣に設置され、3日は区民らが午後6時ごろから広場に集まり、宮城忠信区長の合図で子どもたちやお年寄りらがカウントダウンをした。付近の通りに面した各家庭のイルミネーションも一斉に点灯した。普段は静かで風情のある集落が、明るく照らし出された。イルミネーションは来年の1月6日まで見ることができる。
今年は、初めての試みとして同区の島袋毅さん、崎原一司さんによる「竹筒ランタン」の制作・指導が行われた。竹筒は事前に乾燥した材料を使用、地域の子どもたちも竹筒をやすりで磨いたり、表面を拭いたりして作業を手伝った。完成した竹筒ランタンは巨大ツリーの隣に飾られた。共同店前広場では、昨年よりさらにグレードアップした「ヤンバルクイナ」のイルミネーションが来客を出迎えている。
宮城区長は「点灯式が始まると、各家庭もイルミネーションを飾り点灯している。さらに集落がにぎやかになり区民も喜んでいる。区民の協力と理解によりこの行事が成り立っており、他の地域の方々も与那区に足を運んでもらいイルミネーションを見てもらいたい」と話した。
(新城高仁通信員)