中学生が文化系部活動の成果を発表する「第23回県中学校総合文化祭」(県中学校文化連盟主催)が12月9日、沖縄市民会館を主会場に開幕した。12月10日まで。約千人が参加する郷土芸能や放送、演劇などの舞台発表、約2千点が出品されている書道や絵画などの作品展示で、日頃の練習や、創作活動の成果を披露する。
12月9日の開会式では、56校から総勢306人の生徒が歌三線合奏で「安里屋ユンタ」「めでたい節」などを披露し、開幕を飾った。式で生徒代表としてあいさつした那覇中学校3年の末吉和仁さんは「総合文化祭で文化の持つ力と可能性を発展させ、希望に満ちた未来をつくり上げていこう」と呼び掛けた。
教育に新聞を活用するNIEの一環で、美東中学校の生徒10人が会場を取材し、琉球新報社の速報車「りゅうちゃん号」で速報約千部を発行した。取材に参加した3年の中地莉央さんは「新聞を作る大変さや、自分のインタビュー記事が載ったうれしさなどを感じることができた」と話した。