米軍、全機種の飛行停止明言せず 県抗議に


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米海兵隊太平洋基地司令官のロック准将(右から2番目)に、CH53Eからの部品落下事故について抗議文を手渡す富川盛武副知事(左)=13日、県庁

 県の富川盛武副知事は13日午後4時、在沖米海兵隊ナンバー2の米海兵隊太平洋基地司令官のポール・J・ロック准将と、ジョエル・エレンライク在沖米総領事を県庁に呼び、13日午前、普天間第二小学校にCH53米軍ヘリの窓枠が落下した事故に抗議した。

 県は事故原因の究明と安全確認がされるまで県内の全米軍機の飛行を停止するよう求めたが、ロック准将から明確な回答はなかった。

 ロック准将は、窓枠落下時に飛行していたすべてのCH53ヘリを普天間飛行場に帰還させ、現在は飛行していないと説明した。事故については「県民に不安を与えたことに心からおわびする」と謝罪した。【琉球新報電子版】